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□■ 会長挨拶 ■□
KSGCT(関東造血幹細胞移植共同研究グループ:Kanto Study Group for Cell Therapy) は、関東周辺の造血幹細胞移植実施施設が集まって1995年に設立された臨床研究グループです。2020年現在は27施設が参加し、年に3回の定例会やメーリングリストでの議論などを介して造血幹細胞移植診療の向上のために活発に活動しています。
2009年にはデータセンターを整備し、数多くの移植患者さんのデータを中央管理することによって、効率よく臨床研究を行うことができるようになりました。後方視的研究だけでなく、多施設共同前方視的試験も積極的に遂行し、データセンターがモニタリングやデータ集積に活用されています。これまでにも、診療現場に役立つ多くの研究成果を発表することができました。また、各施設間の情報共有によって関東地区の移植の迅速な実施、移植診療の均てん化にも貢献しています。
さらに、日本国内の他地域の研究グループとも連携し、患者さんの生活の質(Quality of life)を含めた移植成績の改善、そして次世代の移植医療を担う若手医師の育成にも力を入れています。皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。 |
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関東造血幹細胞移植共同研究グループ会長:神田 善伸 |
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